無痛分娩(硬膜外麻酔)の受け入れ条件について

2025.11.14

・2026年3月より、硬膜外麻酔による無痛分娩(計画分娩)を開始します。医学的な内容については電話でのお問い合わせには対応していません。産科外来を受診いただき、医師から説明をさせていただきます。
・硬膜外麻酔の費用:12万円(税込み)
・麻酔科医が硬膜外麻酔を担当します。
・無痛分娩の対象:
 2026年3月、4月が出産予定日の方 経腟分娩の経験のある方
 2026年5月以降が出産予定日の方 初産の方も対象となります
・原則、経産婦さんは妊娠38週台、初産婦さんは妊娠39週台に計画分娩を行います(妊娠経過により日程変更をご提案する場合があります)。
・計画分娩の流れは、1日目に子宮頚管拡張を行い、2日目に陣痛誘発剤を使用し陣痛を起こしてから硬膜外麻酔を開始します。
・母子の安全が最優先のため、完全に痛みを取り切れない場合があります。
※今のところ、計画分娩日より前に陣痛が発来した場合の緊急での無痛分娩には対応していません。和痛分娩(筋肉注射、陰部神経ブロック)での対応は可能です。


<<無痛分娩のメリットとデメリット>>
個人差があります。詳細につきましては診察時に医師より説明します。
・メリット:痛みが緩和できる、体力が温存しやすい、ストレスの軽減が得られる
デメリット:分娩時間が長くなる傾向がある、麻酔の効果が不十分となる可能性がある、麻酔による合併症のリスクがある


<<無痛分娩希望者の受け入れ条件>>
・当クリニックのハイリスク基準に、以下が追加となります。
・非妊娠時BMI 27以下
・妊娠16週以降、24週までに1度産科外来を受診していただき、医師が診察した上で受け入れ可能と判断し分娩予約金5万円をお支払いいただいた場合に、無痛分娩の予約確定となります。この時点で計画分娩の日程を決定します。
※2026年3月の分娩予定者の方のみ、妊娠28週までに受診してください。


硬膜外麻酔による無痛分娩は、痛みの少ない「自然分娩」ではありません。もちろん多くの利点がありますが、医療行為ですので無痛分娩に伴ういくつかの欠点(合併症)もあります。さまざま情報を収集し準備をしたとしても、希望通りにいかないことも少なくありません。出産は妊婦さん、ご家族にとってとても大切なイベントです。無痛分娩はあくまで選択肢の1つであり、どのような分娩方法を目指すのかは、ご本人とご家族でよく相談して決定して下さい。スタッフ一同、一人ひとりの気持ちに寄り添い、少しでも前向きな気持ちで出産に臨めるようサポート致します。

お問い合わせ

TEL:0250-23-1103